eBayオークションの未払い対策を徹底解説 ─ 30分でできる「最強フロー」

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eBayオークションの未払い対策を徹底解説 ─ 30分でできる「最強フロー」

「せっかく高値で落札されたのに支払いがない……」――そんなUnpaid Item(未払い)は、セラーにとって時間と手数料のムダを生む厄介者です。ところが多くのセラーは、eBayが用意している自動キャンセルBuyer Requirementsを十分に活用できていません。本記事では、未払いトラブルを最小限の工数で防ぎ、利益機会を守るための手順を優先度順に整理しました。設定画面の場所や実務テンプレも載せたので、読みながらすぐ実装できます。

1│まずは「自動キャンセル」を必ずオン

Seller Hub ▶ Payments > PreferencesAutomatically cancel unpaid orders をオンにすると、落札から4日後に eBay が自動でリマインダーを送り、5日目に支払いがなければ注文をキャンセルします。

  • 出品手数料(Final Value Fee)が全額返金
  • 商品は同じ条件で自動再出品でき、在庫更新も不要。
  • 30日以内であれば手動キャンセルでも同様に手数料が戻る。

要するに「4日後まで待つ→放置」でOK。人手で催促メールを送る必要はありません。

2│キャンセル理由は必ず「Buyer hasn’t paid」

手動キャンセルする場合、理由をBuyer hasn’t paidにすると、バイヤーのアカウントにUnpaid cancellationの記録が残ります。このフラグが短期間に複数付くと、eBay側で検索結果や購入権限が自動的に制限されるため、未払い常習犯をプラットフォーム全体でブロックできます。

3│再発防止の「Buyer Requirements」を設定する

Seller Hub ▶ Account > Site PreferencesBuyer requirements を開き、以下の項目をチェックしましょう。

  • 過去6か月で未払い○回以上のバイヤーをブロック
  • 支払い方法非登録ユーザーのブロック
  • 海外発送先のみ・低評価バイヤーなどの細かな制御

「常連バイヤーには買わせたいが条件で弾かれてしまう」場合は、免除リスト(Exemption List)にバイヤーIDを追加すればOK。柔軟に運用できます。

4│問題バイヤーは個別にブラックリスト登録

取引に支障が出るほどのトラブルがあった相手は、Blocked bidder/buyer listへIDを追加しましょう。リストに入った瞬間から、即決購入も入札も不可になります。「うっかり再入札されてまた未払い」という二次被害を防ぎます。

5│「Report buyer」は本当に悪質なケースだけ

誹謗中傷メッセージや外部取引の強要など、eBayポリシー違反が絡む場合はReport a buyerで通報しましょう。ただし、単なる未払いなら自動キャンセル+ブロックで十分。無闇にレポートを乱発すると審査が煩雑になるだけです。

6│即決形式は「Immediate Payment」一択

オークションには使えませんが、固定価格(Buy It Now)ならImmediate Payment Requiredを有効にすることで未払いをほぼゼロにできます。送料が固定、または自動計算のときのみ選択可能なので、事前に送料設定を見直してください。

7│実務フロー ─ 48時間からのタイムライン

  1. 終了〜48h:自動インボイス発行+丁寧なリマインド(日本語&英語でテンプレ送信)
  2. 4日目:入金なし→自動キャンセル or 手動キャンセル(理由はBuyer hasn’t paid)
  3. キャンセル後
    Second Chance Offerで次点入札者に即オファー
    ・ 問題バイヤーをブロックリストへ登録
  4. 月1回:Buyer Requirementsの未払い閾値と免除リストを見直す

8│よくある質問(FAQ)

Q:未払いでもポジティブフィードバックを残された。

A:無視してOK。キャンセル処理と同時に eBay が自動削除します。

Q:支払いが遅い常連バイヤーまでブロックしたくない。

A:Buyer Requirements にはExemption Listがあります。常連のIDを登録して除外しましょう。

Q:発送をまとめたいので7日間は待ちたい。

A:自動キャンセル設定にCombine shipping period優先オプションあり。まとめ発送を許可すると、8日目にキャンセルされます。

9│まとめ ─ 未払いは「仕組み」で潰す

  1. 自動キャンセルを4日で設定し、手間とストレスを削減。
  2. キャンセル理由はBuyer hasn’t paidで“未払い記録”を必ず付与。
  3. Buyer Requirements+ブロックリストで再発を防ぎ、悪質なら Report buyer。
  4. 即決はImmediate Payment、オークションはSecond Chance Offerで機会損失を最小化。

このフローを導入すれば、未払い対応の工数とリスクをほぼゼロにできます。セラーにとって本当に大切なのは、トラブル処理ではなく売れるリスティングを増やすこと。ぜひ今日から設定を見直し、安心して売上拡大に集中しましょう💪

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