「写真や動画が増えすぎてパソコンの容量がパンパン」「家族で写真を共有したい」「クラウド代が高すぎる」——そんな悩みを解決してくれるのがNAS(ネットワーク接続ストレージ)です。2026年現在、NASはより手軽で高性能になり、初心者でも簡単に導入できるようになりました。
本記事では、NAS業界の2大メーカーであるSynologyとQNAPを徹底比較し、初心者におすすめの機種をランキング形式でご紹介します。
そもそもNASとは?初心者がNASを導入するメリット
NAS(Network Attached Storage)とは、ネットワークに直接接続できるハードディスクのこと。簡単に言えば「自宅専用クラウドストレージ」です。
NASを導入する5つのメリット
- 大容量データの保存:数TB〜数十TBの保存が可能
- 家族・複数デバイスでの共有:スマホ・PC・タブレットから同時アクセス
- 自動バックアップ:写真や重要データを自動で守る
- クラウド代が不要:月額料金なしで使い放題
- 外出先からのアクセス:専用アプリで世界中どこからでも閲覧可能
Synology vs QNAP|2大メーカー徹底比較

Synologyの特徴:使いやすさで圧倒的人気
Synology(シノロジー)は台湾発のNAS専業メーカー。OS「DSM(DiskStation Manager)」は業界最高クラスの使いやすさで、初心者から圧倒的支持を得ています。
- 直感的に操作できるGUI
- 豊富な公式アプリ(Photos、Drive、Officeなど)
- 安定性が高く、トラブルが少ない
- 日本語サポートが充実
QNAPの特徴:高性能・拡張性重視
QNAP(キューナップ)も台湾メーカーで、Synologyのライバル的存在。同価格帯でハイスペックなのが特徴です。
- CPU・メモリ性能が高い
- HDMI出力搭載モデルが多く、メディアプレイヤーとしても優秀
- 10GbE対応モデルが充実
- Docker・仮想化機能が強力
比較表:どちらを選ぶべき?
| 項目 | Synology | QNAP |
|---|---|---|
| 使いやすさ | ◎ | ○ |
| 性能(同価格) | ○ | ◎ |
| アプリの完成度 | ◎ | ○ |
| 拡張性 | ○ | ◎ |
| 初心者向け | ◎ | △ |
| マルチメディア | ○ | ◎ |
結論:迷ったらSynology、性能重視ならQNAPです。
NAS初心者向けおすすめ機種ランキング2026

第1位:Synology DS224+|初心者の決定版
2026年現在、初心者に最もおすすめなのが「DS224+」。2ベイ構成でRAID 1(ミラーリング)が組めるため、データの安全性も抜群です。Intel Celeron J4125搭載で、写真管理から動画ストリーミングまで快適に動作します。
- 2ベイ構成(最大36TB対応)
- メモリ2GB(最大6GBまで拡張可能)
- Synology Photosで家族の写真を一元管理
- 初期設定はガイドに従うだけで完了
Synology DiskStation DS224+ 2ベイNAS
第2位:Synology DS124|とにかく安く始めたい人に
1ベイのエントリーモデル。HDD1台のみのシンプル構成で、価格を抑えつつNASデビューしたい方に最適です。スマホの写真バックアップ用途なら十分な性能。
- コスパ最強の入門機
- セットアップが非常に簡単
- 静音性が高い
Synology DiskStation DS124 1ベイNAS
第3位:QNAP TS-233|マルチメディア重視派におすすめ
1万円台後半から手に入る、QNAPの入門モデル。ARMプロセッサ搭載で、ファイル共有・バックアップ用途を中心にコスパよく使えます。
- 2ベイで価格を抑えた構成
- マルチメディア再生機能が充実
- QNAP独自のQTS OSを試したい人に
第4位:QNAP TS-464|将来の拡張を見据えるなら
4ベイ構成のミドルクラスNAS。Intel Celeron N5095搭載で、家族みんなで使ったり、動画編集データの保管庫としても活用できます。NVMe SSDスロットも搭載しており、キャッシュで高速化可能です。
- 4ベイ(最大88TB対応)
- 2.5GbE対応で高速転送
- HDMI出力搭載
第5位:Synology DS923+|本格運用したい人向け
4ベイ構成で、SMBや小規模オフィス用途にも対応可能なパワフルなモデル。拡張ユニットを使えば最大9ベイまで増設できます。
- AMD Ryzen R1600搭載
- 10GbE拡張対応
- 長期運用の信頼性が高い
Synology DiskStation DS923+ 4ベイNAS
NASと一緒に揃えたいHDD・SSD

NAS本体だけでは動きません。NAS専用HDDを必ず用意しましょう。一般的なPC用HDDは24時間稼働に向いていないため故障リスクが高くなります。
定番NAS用HDD
NAS用HDDの2強は「WD Red Plus」と「Seagate IronWolf」。どちらも24時間365日稼働を前提に設計されています。
WD Red Plus 4TB NAS用HDD WD40EFPX
Seagate IronWolf 8TB NAS用HDD ST8000VN004
キャッシュ用M.2 NVMe SSD
上位機種ではM.2 SSDをキャッシュとして使うと、アクセス速度が劇的に向上します。
NAS購入前にチェックすべき5つのポイント
1. ベイ数(HDD搭載数)
個人利用なら1〜2ベイ、家族や写真愛好家は2〜4ベイ、小規模オフィスは4ベイ以上が目安です。RAID 1(ミラーリング)が組める2ベイ以上を推奨します。
2. CPU性能
Intel系(Celeron以上)は写真の自動分類やDocker利用に有利。ARM系は安価ですが機能制限あり。
3. メモリ容量
最低2GB、可能なら4GB以上。後から増設できるモデルを選ぶと安心です。
4. LANポート速度
2026年現在、2.5GbE対応モデルが主流になりつつあります。大容量データを扱うなら必須機能です。
5. 静音性・消費電力
リビングや寝室に置く場合、静音性は重要。Synologyは比較的静かなモデルが多いです。
NASを安全に使うためのコツ
- RAID 1以上を組む:1台壊れてもデータが守られる
- UPS(無停電電源装置)を併用:停電によるデータ破損を防止
- 外部バックアップも併用:NASだけに頼らず、外付けHDDやクラウドにも複製
- ファームウェアは常に最新に:セキュリティ対策の基本
まとめ:初めてのNASはSynology DS224+が鉄板
2026年最新のNAS選びは、「迷ったらSynology DS224+」が結論です。使いやすさ・安定性・機能のバランスが完璧で、初心者から上級者まで満足できる完成度の高さがあります。
性能やマルチメディア用途を重視するならQNAP TS-464も非常に魅力的。ご自身の用途と予算に合わせて、最適な1台を選んでみてください。NASを導入すれば、データ管理の悩みから解放され、より快適なデジタルライフが手に入りますよ。
